エアコン
皆様、お久しぶりです。
㈱ダイケンリフォームサービス 三宅です。
今回は、エアコンについて書きたいと思っています。
エアコンが部屋を涼しくする仕組みと室外機の重要な役割
暑い夏にエアコンがどうして部屋を冷やすことができるのか、ご存知ですか?
その仕組みは、まず室内機が部屋の空気から熱を取り除き、熱が取り除かれた涼しい空気を室内機が再び部屋に送り込みます。
これを繰り返すことで、どんどん部屋の空気は涼しくなっていくというわけです。
室内で取り除かれた熱を運んでいるのは室内機と室外機を結ぶパイプを通っている「冷媒」と呼ばれる物質で
取り除かれた熱はこの冷媒に乗せられて運ばれ、室外機で屋外に放出されま
そのため室外機周辺の外気温が何らかの原因で高くなりすぎる(外気温と冷媒の温度差が小さくなる)と、冷却効率が低下してしまい、
エアコンの「効き」が弱くなってしまうことがあるのです。
室外機が設置されることが多いベランダは、設置状況や気象条件によっては45℃近くの暑さになることがあります。
6月から既に厳しい暑さが続く今年の夏、エアコンの「効き」が弱いのでは?と感じる前に、
一度室外機の周辺環境の点検・見直しをしてみることをお勧めします。
エアコンの性能を引き出す環境整備 1.室外機の周辺環境の点検・見直しにおけるポイント
1.室外機の日除け
室外機は日陰に設置するか、日除けで直射日光を防ぐ
夏、室外機は日陰に設置するか、室外機から1mほど離れたところに、
植木を植えたり、すだれをたてかけるなどして日陰を作ってあげましょう。
ただし、室外機を板で囲ったり、すだれをかぶせた時に吹き出し口をふさいでしまわないよう十分な注意が必要です。
2.室外機吹き出し口
室外機の吹き出し口をふさがないようにする
エアコンの運転中、部屋の中の熱を、部屋の外に捨てるために室外機は常に放熱をしています。
そのため室外機の吹き出し口付近やその周辺にものを置いたり、カバーで覆ってしまわないよう注意しましょう。
室外機の前を通ると、熱風が吐き出されていることが気づく方も多いと思いますが、吹き出し口がふさがれると、放出した熱風を再び吸い込んでしまうことで、冷却効率が著しく低下します。
室外機の前はスペースを空けてできるだけ風通しをよくし、スムーズに空気が循環できるようにしましょう。
よく見かけられる室外機用カバーなどは、放熱をさまたげることになり余分な電気を使用します。
冷房使用時は、なるべく外すことをお勧めします。
室外機の周辺環境の点検・見直し以外にもエアコンの性能を引き出すためにできる工夫はいろいろあります。
室内機の点検、清掃も忘れずに
室内機のフィルターは定期的に掃除する
2週間に1回が目安
エアコンの空気を吸い込む入り口にはフィルターがついていて、ゴミやほこりがエアコンの中に入らないようにしてい
このフィルターにゴミやほこりがついていると、空気の通り道をふさいでしまうので、空気をしっかり吸い込むことができずに、部屋を涼しくするのに多くの電気を使うことになります。
2週間に1回の掃除で約5%の節電効果があり、逆に1年間掃除しないと約25%も無駄使いになるといわれています。
掃除方法は、掃除機で吸い取るだけでOK。
汚れがひどいときは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯でつけ置き洗いしてください。
他にも使い方として、帰宅時に部屋の中が外よりも暑いと感じたらまず換気を行い部屋の熱気を外に逃がしてからエアコンを使う方法、エアコンと扇風機を同時に使って部屋の空気を攪拌し部屋全体を冷やす方法などがあります。
今回ご紹介した室外機の周辺環境の点検・見直しからエアコンのフィルター掃除まで、ぜひ1つでも、2つでもできることから実践して、省エネで快適な夏を過ごしましょう。
もちろん、弊社でもエアコン設置できますので、気になった方はご連絡ください。
ではまたお会いできるのを楽しみにしております。